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誤字脱字花盛り

「ロキ君が……。ロキ君って、不思議だよね。どうしてそんなこと、わかるんだろ」
 怜也が一生懸命にロキを弁護しているのが、まゆらにとっては不思議だった。怜也は不思議なことに近いからだろうか、ロキの存在に微塵の違和感も抱いていないのだともうまゆらにもわかっていた。
 不信感を含んだ小さな呟きが落ちた先、まゆらの足元に、ロキと同じカラーリングの猫があらわれた。黒い毛並みと緑色の目が足元からまゆらを見上げ、にぁ? と鳴いた。坂下の猫だ。
「にゃんこもそう思うでしょ? ロキ君って不思議だよね、ミステリーだよね」
 まゆらがしゃがみこんで黒猫をつかまえると、黒猫は大人しくまゆらの腕の中におさまった。頬をすり寄せると気持ちの良い感触がした。
 黒猫の首には、ロキがつけた白い首輪がある。以前、まゆらが『こうしたらロキ君とお揃い』とばかりに白いリボンをつけたからだろうか。金色のネームプレートには、丸っこい字体で『黒右衛門』と刻まれている。これもいつの日かまゆらがおもしろがって名前を呼んでいたもののひとつだった。
 ロキ君って、無表情で面倒くさがりなのに、こんなトコ妙に茶目っ気があるんだよね……
 まゆらは黒猫の頭を撫でながら、ぼんやりと考えた。
 思い出すのは、炎の中でロキが言った言葉。
『ボクは、ヒトとは外れた存在。人外の――神と呼ばれる者だ』
 ロキの言葉の意味をどうとらえていいのかわからなくて、まゆらはもう一度黒猫の頭に頬を押し付けた。
 遠い太陽の匂いと、かすかな闇の匂いがした。


 以前『破国』シリーズの探偵はどこかせつない、と感想をいただいたことがあるのですが、たしかにそうかもしれない、とこの頃思うようになりました。
 そう言う、内面につっこんだ感想を頂けるとすごく嬉しいです。書き手が思いもつかないような解釈を頂けると目が覚める心地です。
 それにしても本気で彼らはどこに行くんだろうな・・・とりあえず探偵は↑のシーンの後で地下にもぐるのは決定なのですが、その先はどこに・・・(遠い目)。

『カラテン3』・・・あれ以降も、ページを開けば見つかる誤字脱字。
 見野さんの名前がわからなくて『ミノ』にしたまんま印刷をしていたのを発見した時は飛んでいく魂が見えました。
 これで幾つ目の誤字だろう・・・七つ目くらい??
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