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滞ってはいるのですが

 実はゲストさんたちって、出番が来るまで、そのヴィジュアルや性格や名前までちっとも考えてはいないのですが、出番がくるやいなやサクサクサクっと話中に入り込んできてカンフル剤になる連中もおりまして。
『満天星』の追いかけっこスタート。

「まだ言うかこの付き人さんは。ここまで来ると日本で言うところの世話女房」
「言葉の使い方を間違っています。わたくしは単なるスケジュールを申し上げているだけで、これは立派な付き人の仕事の範疇です。それ以前に女房なんて真っ平御免、あなたなんか旦那とは認めません」
 ちぇっリュークはほんっとーに冗談が通じない、と子供のように唇を尖らせてすねたのは、立派な体格をした若い男だった。その大学の学生と言っても問題なく通用する年頃で、間違いなくその大学の学生だ。
 見慣れた洋服――カジュアルなシャツに色の抜けたジーンズに身を包んではいても、あきらかに日本人とは系統の違う肌の色や顔立ちをした青年だ。癖の強い黒髪の下にある子供のようにくるりとした黒い目に宿るのは、やはり子供めいた光。
 なかなかに人好きのする容貌の青年に付き従っているのは、これまた同じ人種だとはわかるものの、衣服はどちらかと言うと『ヘイムダル』を取り囲んでいた一団の系統だった。ただし、繊細そうな細面の顔に眼鏡をかけ、髪を長く伸ばしてひとくくりにしているところなどは別種の雰囲気をかもし出している。白っぽい色の衣服であるだけに、どこか冷たく見える存在だ。
 ちなみに、先ほどから癖っ毛の男に『世話女房』やらと言われているが、リュークはどこからどうみても立派な成人男性で、間違いなく男性だった。
「午後からのシャートルリーザ王女とのご歓談はお国の逝き遅れたご老人連中からのご命令なんですから、逃げてはいけませんよ。第五王子としての自覚云々を今更説教するつもりはありませんが」
「それは認めてくれているってことなのかな」
 にぱっと嬉しそうに笑う『第五王子』であったが
「そろそろわたくしも無駄な努力と言う言葉の意味について考えようかと思いまして」
 眼鏡をすぃと指で押し上げる仕草は、いっそ冷淡だ。第五王子が火なら、付き人はキンキンに冷やされた冷却水か。おおらかを突き抜けて奔放そうな王子の抑止力としてはうってつけの属性かもしれない。
「だって、リーザ王女と言えば三千ババァと名高い彼女だろう? なんで今更オレなんかに会いに来るわけ?」
「ババァじゃありません、うら若い女性です」
 リュークは珍しく、続く言葉を飲み込んだ。誰にも、公言できない秘密を持っているものなのだ。たとえ、ろくでもない主にでも言えないものは言えない。
 それに、とリュークは歩いていた大学の『第三棟』と呼ばれる建物の廊下の窓――そこに広がる中庭へとチラリと視線をくれる。どうやら、アル王子とくだらないおしゃべりをしている場合ではないらしい。
「アル様はどうぞそのまま教授室に」
 わたくしが行くまで逃げるんじゃありませんよ! と釘をしっかりと刺してから、リュークは第二棟へと抜ける出入り口へとひとりで向かった。
 長い髪がひるがえりながら遠ざかるのを見送りながら、
「……不審者でも見つけたかな?」
 こんな穀潰しでも王子って立場はめんどうだな、とため息をついた。なにやら、軽い言動には不似合いな、重たげなため息であった。


 こいつら、しょっぱなからこの勢いで絡んできましたよ(笑)。
 ジル家の長男さんのヴィジュアルはなんかこうがんっと『コレ!』と脅迫されたように出てきましたが、アルがこう来るか、と笑いました(笑)。性格もこんなだとは思いませんでした。おもろいコンビだなーお前ら。
 そして↑の裏っかわでは、ロキ&シィのがきんちょコンビ・・・もとい、化け物コンビが『笑点』のメロディをサツキの植え込みに隠れて聞いています。まゆら嬢、ナイスぼけ(笑)。

 そして、イロイロな状況がかさなり、寝不足廃人続行中です。
 ドーピングの在庫が切れたので、10本入りで確保してきました。
 どんどん『若者』から離れていく気がしてなりません。
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